デッサンをする姿勢と 鉛筆の持ち方

伸び伸びとした絵を描く為に

 

こんにちは! こちら堺市は、連日快晴が続いております☀ 皆様のお住いの地域は如何でしょうか?

さて今日は、実は知っている様で知らない人が多い
『 デッサンをする時の姿勢(体勢) 』 と、『 鉛筆の持ち方 』 について、お話をさせて頂きたいと思います。

上手く線が引けない、どうしても筆圧が強すぎる絵になってしまう等、あなたはデッサンをされる際、何かお困りの事はございませんでしょうか?
もし、何か上手くいかない場合は、下記に挙げました事項を、一度見直してみて下さい(#^.^#)

 

  1. ご自身の座る姿勢(体勢)
  2. モチーフと自分との距離
  3. 画用紙と自分との距離
  4. 鉛筆の持ち方
  5. 照明の位置

デッサンの姿勢と鉛筆の持ち方

 

① ご自身の座る姿勢(体勢) 

背中は伸ばし、猫背にならない様にすると、自然にモチーフ全体を大きく見渡せる様になります。

 

② モチーフと自分との距離 

モチーフに近づき過ぎてはいませんでしょうか?
すぐ目の前に置いて描かずに、モチーフを配置した位置から少し離れてみましょう。
そうすると、全体の陰影が見えてきます。

 

③ 画用紙と自分との距離 

紙に顔が近づき過ぎてはいませんでしょうか? 画用紙をテーブルに置いて描いていませんでしょうか?
画用紙は出来るだけイーゼルに置いて描く、もしイーゼルが使用できない場合は、垂直になる様に立て掛けて
自分と画用紙との距離を置く様にして描いてみて下さい。(上の図をご参照下さい)
この様に、画用紙から離れた姿勢で描く事によって常に全体が見られる様になり、画面のバランスを整えやすくなります。
形も正確に取れる様になります。 また、筆圧が偏る事も避けられます。

 

④ 鉛筆の持ち方 

文字を書く様に鉛筆を持っていませんか?
デッサンをする時の持ち方と、字を書く時の持ち方は違います。
描く箇所、表現の仕方によって、持ち方を変えて下さい。
文字を書く時の持ち方をしていては、伸び伸びとした絵は描けません。筆圧が強くなったり、全体的に小さな印象の絵になってしまいます。
(基本的な持ち方は上の図をご参照下さい)
美しく大きな絵を画く為に、肘は机に着けない様に気を付けて下さい。 常に腕を大きく動かせる状態で描いていきましょう。
鉛筆を 『文字書き持ち』 する時は、細部の表現の時だけにしましょう。

 

⑤ 照明の位置 

影が上手く探せない、真っ黒の影になってしまう、自然な雰囲気にならない、そんなお悩みがある場合、照明の位置を確認してみて下さい。
蛍光灯の真下にモチーフを置いてはいませんでしょうか?
モチーフには、出来るだけ柔らかい穏やかな光が一定方向から当たる様にしてみましょう。
室内では、蛍光灯の照明と位置に注意して下さい。 蛍光灯の真下に置くと、激しい陰影、真っ暗な影しか得られません。
蛍光灯の真下は避けましょう。
可能な限り、自然光が当たっている様な環境に近い位置を見つけて、モチーフを置いてみて下さい。
そうすれば、モチーフの中に沢山の陰影が生まれ、デッサンの陰影も付けやすくなり、作品自体も豊かなものになります。

 

デッサン入門(鉛筆デッサンの手引き)北野田絵画教室

以上、お悩み解決のヒントになりましたら幸いです!(^_^)

 

 

 

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