第62回一陽展 ( 大阪市立美術館 ) レポート

天王寺公園 『てんしば』 のお写真もどうぞ

 

こんにちは! こちら堺では、数日前から師走の寒さになっております…(;^-^A
皆様のお住いの地域では如何でしょうか?
今年は冬の訪れが早かった分、紅葉も深まりそうでございますね

 

さて、今回は。
2016年10月18日~23日までの間、大阪市立美術館にて開催されておりました
第62回一陽展( 大阪巡回展 )の会場の様子を、ご紹介させて頂きたいと思います!(^-^)
(  国立新美術館(東京本展) での展示の様子は、こちら をご覧下さいませ。 )

ご紹介中、私の気になりました何点かのお作品を、単独でピックアップさせて頂いております。
その途中、大変恐縮ではございますが、私の作品も掲載させて頂きました m(_ _)m

今回は、美術館へ入るまでにございます天王寺公園 『 てんしば 』 のお写真も撮って参りましたので、
こちらのお写真は、展覧会ご紹介の後に纏めて掲載をさせて頂きました。
宜しければ、合わせてご覧下さいませ

それでは早速ではございますが、どうぞご覧下さいませ (^_^)~

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

一陽展の会場は、地下になります。 地下への入り口は、美術館正面入り口に向かって右側にございます。
この時、上の階では全関西美術展が開催されておりました。

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

地下の大きな2室を使用しての展覧会です。 こちらは1室目入って直ぐのお写真でございます。
関西圏にお住まいの一陽会会員の方々と一般入選者の作品が、大阪に巡回して参りました。

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

大作が並んでおります。

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

色彩も造形もデザイン的なお作品で、素敵ですね(^_^)

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

この世の景色なのか、それともまた別の世界の景色なのか…? 色々な想いが巡る、不思議なお作品です。

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

ゴリラさん達の背景は、銀色にされておりました。
親子の間に、穏やかな愛情と空気が流れています。 彼らの優く澄んだ瞳が印象的でした。
作者の方が、ゴリラさんをとても愛されている事を感じました… (#^.^#)

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

制作中の作業を考えますと、凄い量ですね! (◎_◎;) 作品からは、若々しいエネルギーを感じました。

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

とてもノスタルジック( 郷愁を感じるさま )で、少女的で優しい世界が広がっております。
でも、ファンタジーに陥ってしまうと言った事は無くて、夢がありながらも現実的で、
夢の世界と現実の世界を往き来する様な、不思議な感覚になりました。
メリーゴーランドは回っているのだろうか、それとも停止しているのだろうか…。
これから誰かが乗りに来るのだろうか、それとも遊び終わった後なのだろうか…。
次第に、子供の頃、遊園地で聞いたメリーゴーランドの軽やかな音楽が聞こえてきました。
ずっとこの絵の中で、楽しめそうです(#^-^#) 独特の魅力が素敵な、お作品です。

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

こちらは、先日個展のご案内 をさせて頂きました 楠森道剛( くすもり みちたか )さんのお作品でございます。
全て、ペンで、繊細に描かれております。 静かな優しさを湛えている、素敵なお作品です(^_^)

個展では楠森さんの小品も並べて下さるとの事です。
ご都合が合われましたら、是非、皆様も実物に会いに来て下さいませ

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

左端に、私の作品が展示されております (^-^♪

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

先程見えました左側の壁は、この様な展示になっておりました。
東京展では2段掛けの上段に掛けて下さっており見上げるしかありませんでしたが、今回は目の高さで対面出来ました (^-^;ゞ
アトリエでは大きかった作品が、小さく見えます…(笑)

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

作品の画像は、全て画像クリックで、拡大表示されます。
ご高覧賜り、有難うございます! m(_ _)m-
私の作品についてのお話は、別の機会に持つ事が叶いましたら幸いです(*^-^*)

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

バラエティー豊かな、それぞれ個性的なお作品が並んでおります。

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

私達の生命とは一体どういうものなのか…? 人類、未来、宇宙など、作者のメッセージを想像すると、面白いですね。

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

こちらのお作品は、色彩が歌っている様で、明快な印象を受けました。
形や色彩に、音楽や言葉を感じます。 観る人によって、色々な受け取り方の出来る楽しいお作品ですね。

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

こちらの展示壁面はとても広くて、背中側いっぱいいっぱいまで引いて撮影を致しました。 なんとかギリギリ画面に入りました…(^-^;ゞ
左のお作品は、3連続きになった非常に大きなお作品でございました。

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

大阪巡回展では、彫刻展示は絵とは分けられておりました。 展示数は控えめでした…(^-^;

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

この彫刻があまりにも可愛らしくて、拝見した瞬間、感激を致しました (^-^)
作者の方は猫の姿を彫刻にするにあたり、実際の猫の形をデフォルメされていますが、それでもしっかりと猫らしさ満載のお作品です。

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

まん丸お目目で、どこを見ているのでしょうか…?
鼻から耳にかけての線の動きが、個性的ですね。 耳の毛の表現も簡略化されていて、素敵です。
作者の方の猫ちゃんに対する愛情が溢れております。
思わず触りたくなる様な、可愛らしいお作品ですね。 でも、この子は重過ぎて、抱っこするのは無理かな…?(笑)

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

真ん中の魚のお作品は、額縁にアクリル板が付けられておりましたので、斜めからの撮影でも向かいの彫刻展示が写り込んでしまいました (+_+)
画面に奥行きを作る為の工夫をされているのだと思うのですが、アクリル板にも内側から、星(?)が描かれていました。

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

実は今回、個人的に、こちらのお作品の実物を拝見出来る事を楽しみにしておりました。
先日、U子さんが送って下さった東京展のお写真( 国立新美術館のレポート記事 にて掲載)で、こちらのお作品がちらりと写っておりました。
一見では、正直、私は只々怖い印象を受けておりました (^-^;
そして、『 何故、この様な顔の深海魚(?)を描いているのかな? 』 と、単純な疑問を持ちました。
実物を目の前にした時、一体自分はどの様な感想を持つのだろうかと、そこに先ず興味がありました。

今回、実際に展覧会場でこのお作品に出会った時、何だか面白くて、思わず笑ってしまいました。
想像していた怖さは、そこには有りませんでした。( あくまでも私個人の感想でございます。)
どう見ましても、このお魚のお顔は、一般的にはグロテスクと呼ばれるお顔だと思うのです。
それなのに、何故私がグロテスクだとは思わず、笑ってしまったのでしょうか…。
それはきっと、このお作品の中に、作者の想いを感じたからだと思います。

作品はとても緻密に、細部まで丁寧に、描かれていました。 一筆一筆の動きから、作者の方の制作に対する凄く真剣な想いを感じました。
この作者の筆から、生きものや生命に対する慈しみの心が伝わって参りました。
この魚も私達と同じ大切な1つの命を持っていて、一生懸命に生きているのだ、そう感じると、第一印象の衝撃の怖さなどは無くなりました。
そして、作者のお名前を拝見致しますと、女性でございました。
女性がこの様な個性的な絵を真剣に描かれていると言う事を知って、また可笑しくて愉快になってしまいました。

やはり、絵は実物を観なければいけなませんね (^-^) 今回の展覧会で改めて感じました。
とても良い発見でございました。

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

こちらが最後の展示になります。
真ん中の向日葵が大きく描かれたお作品は、シュールレアリスム( 超現実主義 )な世界が広がっております。
実際の世界に存在するものたちが描かれているのにも関わらず、とても不思議なお作品ですね(#^.^#)
大きなお作品で、キャンバスは真ん中で左右2枚に分かれております。
左右のキャンバスは入れ換えて並べても、繋がると言う構成になっています。(作者の福家省造先生にお伺い致しました。)
これから益々、世界が展開されていく予感が致しますね…

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

第62回一陽展大阪巡回展 三阪雅彦

 

 

今回の作品ご紹介は、こちらで最後となります。( 手振れ撮影になってしまいました…(>_<) スミマセン!)

緋色の着物を着た可愛らしい少女が、静かな微笑みでこちらを見つめています。
今年3月に開催されました 第54回 関西一陽展の記事 をご覧下さいました方でしたら、少し記憶に残っておられるかもしれません。
あの時にも出会った、女の子ですね (^-^)/ ちょっと、お姉さんになったのかしら…? またお会いする事が出来て、お作品を観た瞬間、嬉しくなりました。
会場では作者の三阪雅彦先生にお会いさせて頂く事が叶ったのですが、作品についてのお話をうっかり伺いそびれてしまいました…(@_@;)ゞ
次回、お伺い出来ました際は、また皆様にもお話させて頂きたいと思います。
抑制された色調も、美しいですね…(*´。`)

 

さてさて…。
ではここからは、天王寺公園で撮影して参りましたお写真を少しご紹介させて頂きます!(^_^)
お出掛けのご参考になりましたら幸いでございます

 

 

第62回一陽展大阪巡回展てんしば

 

 

天王寺公園 『 てんしば 』 は、JR天王寺駅を出ますと、前の大きな道路を挟んで直ぐにございます。
この公園を通り抜け、美術館へと向かいます。 天王寺動物園の入り口も、公園の突き当りにございます。
今年、リニューアルオープン致しました。
リニューアルオープン後は、入場無料となり、休日ともなると凄い人で賑わっております。
今回の撮影日は10月23日(日)の休日でございましたので、芝生の上でピクニックをされていらっしゃる方が沢山居られました。

 

 

第62回一陽展大阪巡回展てんしば

 

 

ほぼ、テーマパーク…?(^_^;) 日曜ともなると、そんな印象です。

 

 

第62回一陽展大阪巡回展てんしば

 

 

第62回一陽展大阪巡回展てんしば

 

 

お洒落なカフェやレストラン、コンビニ、ペットショップ&ドッグラン、サッカーコートなどが並んでおります。

 

 

第62回一陽展大阪巡回展てんしば

 

 

第62回一陽展大阪巡回展てんしば

 

 

第62回一陽展大阪巡回展てんしば

 

 

鳩さんも沢山いらっしゃいますよ (^_^)☆ミ

 

 

第62回一陽展大阪巡回展てんしば

 

 

この先に見えている天王寺動物園の入り口手前を右折しますと、目の前に美術館がございます。

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

この門をくぐって、美術館の敷地へと入ります。

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

こちらは門をくぐって直ぐのお写真です。 こちらは美術館の玄関ではございませんので、ぐるっと左方向へ回ります。
そうしますと、正面玄関が待っています。
ちなみに、右へ向かいますと慶沢園( けいたくえん )と言うお庭がございます。

 

 

第62回一陽展大阪巡回展

 

 

こちらが正面玄関になります(^-^)

 

 

第62回一陽展大阪巡回展てんしば

 

 

10月23日当日は、まだ寒く無く、過ごしやすい日でしたので、夕方でもまだピクニックの方々がいらっしゃいました。
背の高いビルは、あべのハルカスです。 この中にも美術館がございます

 

本日は長い記事を最後までご覧頂き、有難うございました!(#^.^#)/

 

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