【通信レッスン】Makiさんの鉛筆デッサン作品②(静物画)の添削指導のご紹介

通信レッスンの添削指導をご紹介させて頂きます!



Makiさんのリンゴ鉛筆デッサン

こんにちは。 今日は、先日ご紹介をさせて頂きましたMakiさんのお作品をご紹介致します。

Makiさんは只今、お仕事もされながら育児まっ最中の女性で、只今、ご自宅から通信レッスンをご受講下さっています。
今回で、ブログへは2度目のご登場です!

初めに、このブログでのレッスン公開に関しまして、以下申し添えさせて頂きます。

北野田絵画教室の通信レッスンは、ご生徒様と講師によるプライベートレッスンとなっております。
その為、インターネットを利用した 『公開レッスン』 は一切致しておりません。

こちらのブログでのレッスンの公開につきましては、通信レッスンをご受講下さっておられますご生徒さんのご厚意と、
『ご自身と同じく、絵をお勉強されている方の何かご参考になれば‥』 との真摯で温かいお気持ちにより、
皆様へのご紹介が叶っております。
当教室の通信レッスンは、公開前提のレッスンではございませんので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。



 

さぁ、それでは、レッスンのご紹介です!(*^-^*

 

 

Makiさんのリンゴ鉛筆デッサン

Makiさんの鉛筆デッサン(F4号スケッチブック)

 

とても美しく、繊細に、そして丹念に描かれたデッサンです。
時間を掛けて、一つ一つ、丁寧に描き込まれている事が良く伝わって参りますね(^_^)

このお作品をさらに良くする為には、どうしたら良いのでしょうか?
その方法や表現など、手を加えた方が良い箇所を、これから順に見て参りましょう

まずは添削シートを、ご参考にご覧下さい。(文字が分りづらくて申し訳ございません‥😔)

 

Makiさんのリンゴ鉛筆デッサン

 

全体の印象では、卵の上の部分までが下の陰の色とほぼ同じ濃さになってしまっていますので、立体表現として、まずはこの部分が気になります。

卵自体は白いものですので、陰の色の濃さにも注意が必要です。白いものの陰の色は、黒くなってはいけません。
どんな立体物でも、陰の色は 『黒い』 ではなく 、常に 『暗い』 という言葉を意識して、色を作っていきましょう。
卵は角のない球体ですが、基本的には添削の図に記した様な、立方体(面の構成物)として捉えましょう。
そうする事で、卵の陰の見え方も変わって、随分描きやすくなります。

 

あとは、リンゴの明暗の表現です。
こちらも箱形の立方体として捉えてみましょう。 天の面が自然と一番明るくなりますよね?
この天の面を、もう少し全体的に明るくしてみましょう。
そして、一番強い光を、思い切って白色にしてみましょう。(デッサンでの白色は、消しゴムで消すことによって表現します。紙の白色を利用します。)

 

他には、細かい事ではありますが、大切な事ですのでもう一つ‥。
リンゴの軸が少し描き過ぎてしまった様です‥(#^.^#;)
丁寧に見る事はとても必要で、良い事です。 しかし、細部にあまり拘り過ぎてしまっては良く有りません。
他が素晴らしくても、特定の箇所だけつつく様な描き方をしてしまいますと、そこだけ目をむいた様になってしまい、不自然な印象になります。
そうなると、作品の全体が見えなくなってしまいます。 そうなっては勿体ないですよね★☆

常に、画面全体のバランスを見ながら、自然な空気感を感じる様に‥‥。 『そこそこ』 な表現も必要です(笑)

 

Makiさんのリンゴ鉛筆デッサン

講師・加筆作品 (※ ご提出頂いた作品をコピー機でコピーをして、その上に加筆致しております)

 

今回も公開にご協力を下さいましたMakiさん、そして、最後までお読み下さいましたあなたに、有難うございました!(#^^#)
お勉強のご考になりましたなら幸いです☆ミ

 

 

 

【以下、補足です】

北野田絵画教室の通信レッスンでは、作品と一緒に、『制作日記』 と言う専用の連絡用紙もご提出頂いております。

そちらに、制作されたご自身の作品説明や、私(講師)へのご質問やご要望などを自由にご記入頂きます。
そして、添削指導の際、私もそちらの制作日記に一つずつご返事を書き、作品と共にお返しさせて頂きます。
今回、Makiさんの 『制作日記』 については、公開は控えさせて頂きます。

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